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World Future Energy Summit

本日は久しぶりに環境系の記事紹介です。

1月18日から21日までの4日間、UAEのアブダビでWorld Future Energy Summitが開催されています。産油国のUAEが代替エネルギーサミットを開催するというのも、なかなか意味深いことなのでご紹介です。

このサミット2008年に続いて2回目ですが、UAEは持続可能な未来のエネルギー源に向けてのプラットフォームと位置づけており、業界の指導者、投資家、科学者、専門家や政治家とり見本市のついたダボス会議みたいなものと言えばイメージしやすいでしょうか?

まず公式サイトを開くとアブダビの皇太子の名前を冠した大賞がトヨタへというコメントから始まります。

1月19日、Building誌もEnergy summit in Abu Dhabi kicks offとしてこのサミットについて記事を掲載しています。
やはり業界紙です、「英国、中国、ドイツ、デンマーク、ノルウェーそして韓国の企業が大勢参加し幅広い製品やサービスを提供している。シーメンスやBPといった巨大企業から名も知れぬ小企業までが参加し、その熱気は環境市場は次世代の担い手というキャッチフレーズを信じる気にさせるものだ」とあります。

なぜUAE,アブダビが代替エネルギー会議を主催するの?という素朴な疑問に対する答えはマスダール(アラビア語で源泉の意味)でしょう。マスダールはアブダビが建設中のカーボンニュートラル、廃棄物ゼロの都市で、マスダール計画のサーチワードで検索すると山ほど情報が出てきます。

マスダールに象徴されるようにアブダビ政府は同国を代替エネルギー、省エネルギー、環境技術大国とするため、このサミットを主催しているのです。

いろいろな報道がありますが、インフラをメインにするブログです、ここはGreen Buildingを中心に拾ってみました。
まず、Building誌は「多くの人々が今後の規制がヨーロッパのみならず、UAE、サウジ、イランやインドにおいてのグリーンビル市場をどのように変えていくかについて議論を行っていた。グリーンビルが標準になるには政策が「長期的で声高で、法的根拠がある」必要があると言われていることから、ここでの議論が将来同いう形で現れるか、注目に値するのでは?

太陽光発電関連の企業は160社超、スマートグリッド系、地域冷暖房系、廃棄物発電系、と確かに代替エネルギー、環境技術の大見本市です。
2011年は1月17日から19日だそうです。

by fukimison | 2010-01-21 14:58  

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