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広州、地下街開発すすむか?

昨日はいろいろとヤボ用でお休みしてしまいました。
記事はいろいろと考えた末、全人代も終わったことだし中国モノにしてみようということで、微妙な立ち位置の香港貿発局が3月5日付けで発表したUps and downs of Guangzhou commercial propertyをご紹介します。正式名称the Hong Kong Trade Development Council(HKTD)は約50年の歴史を持ち世界40年に事務所を構える組織であり、ここのニュースは経済Orientedなカンジで好みです。

「広州では地上の地価が高騰し、競争が激化したため、地下に商業施設を建設のする気運が高まっている。2009年、広州の商業スペースは全体で200万平方メートル超となったが、うち地上は150万平方、地下は70万平方メートルを〆ている。同市の都市開発計画によれば、地下街拡大に広州地下鉄が更なる役目を果たすとみられ、都市中心部を走る14路線、郊外の5路線で19路線が建設され総延長は751kmに達する計画だ。」

めぼしいコメントを拾っていくと、地下鉄1、2、3、5路線の開通が大型地下開発をもたらし、Tianhe商業地区のFestival WalkやPopark Plaza、Jiangnan西商業地区のJiangnan Sundayを含め20もの大規模商業開発計画がある。

地上と地下の大規模開発の長所と短所を比べると、地上は広々とした空間、採光・換気、比較的安い運営費という長所がある一方、巨額の支出と長期の資本回収期間を要することに加え、競争は激しくリスクは大きい。地下商業店舗は土地取得費がかからないことから地上に比べ資本回収期間が短く、歩行者の流れをシェアできる。

地下の映画館や娯楽施設は消費者に全く新しい消費経験を与えたものの、地下商店街の欠点、例えば建設費や維持管理費が高くつくこと、閉鎖空間であり換気や最高、安全の課題があり一部のブランドは地下店舗に消極的であることがあげられる。

地下鉄のかいつうにより地下における商業開発は進んでものの、やはり地上が主役の時代は続くだろうし、地下商店街が投資のhot spotとなるにはまだ時間がかかるとしています。

関連記事を探していてヒットしたのが森財団の珠江デルタ都市 広州。CBD(central business district)地下開発と題した章があり、開発圧力を熱く語っております。

by fukimison | 2010-03-16 11:02  

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