世界の住宅価格、2009年第4四半期報告
2010年 04月 22日
注目項目として
1、KF社が住宅価格指標を採取する都市の約半数で価格の上昇が見られた。
2、世界的に平均3.8%の下げを見た一方、アジアパシフィックは平均8%上昇し、最も大きな伸びを見せた。
3、最大の伸びを見せたのは香港で(30%近い伸び)、エストニア(-40%)ドバイ(-42%)ラトビア(-50%)の3都市が最も価格下落を見た都市
が記されています。
KF社の調査担当者のコメントは「世界的な住宅価格の回復はまだまだ不安定な状態であるが、表をみると二桁の伸びを見せた5カ国と10%超の下落を見せた9カ国という、両極状態が明らかになっている」。香港と中国は中国政府の景気刺激策により大きく伸びており、その恩恵を受けたオーストラリアは13.6%上昇し、世界的な不況から素早い回復を見せている。」
この表をみて「ほう!」と感じたのは21.3%の伸びを見せ3位に登場したイスラエルでしょう。パレスチナ問題、イスラムとの対立を抱えながらこの上昇、担当者のコメントも「不動産への投資誘導、利回りの低い預金といったものが不動産価格の上昇を導いている」とあります。
一方、Property Wireは4月16日Serious drop in first time property buyers expected in Australiaというタイトルのもと「金利の上昇、貸し出し基準の厳格化、政府刺激策の削減が新規購入者を直撃し、分析によれば10月の新規購入者42%に対し、2月は36%に減少した」と伝えています。
時々思うのですが、こういう不動産価格とは別に、気持ち良く暮らすって、本当の意味はどういうことでしょうね。
by fukimison | 2010-04-22 10:11 | 不動産