人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中国銀行、鉄道プロジェクトに75億元投資

先週に引き続き鉄道記事の紹介です。

5月28日付けRailway Gazette紙はRail attracts investorsと題して中国国営銀行である中国銀行を含む投資家はJinyulu Railway Channel Co設立に関する協定に署名した。Jinyulu Railway Channel社は998億元を投じ、山西省のXingxianにある鉱山から河南を抜け黄海の港湾である日照に至る1260kmの貨物鉄道開発を行うものだと伝えています。

もう少し詳しい情報をと思い探したところ5月11日付けQuote.comにBOC Investing in Railway Project againという記事があるのを発見。
内容はほぼ同じなのですが、中国銀行は子会社のBOC Investmentを介してプロジェクトの株式の14.45%を取得し、第3位の大口株主をなったとあります。

さらに記事は、一ヶ月ほど前中国銀行は、60億元を投じ、上海・北京高速鉄道プロジェクトにおいても株の4.5%を所有する大口株主(第5位)と発表したばかりだと続いています。

上海・北京の高速鉄道は旅客用のものですし、今回の投資先は貨物輸送を専門にするものなので、若干違うといえば違うけど、鉄道は鉄道、いままでものすごい勢いで道路の延伸に務めてきた中国ですが、経済的に考えれば、鉱石は鉄道輸送ですよね。

Quote.comの記事によれば「このプロジェクトは主にこれらの地域にある主要な炭田や鉱山を結ぶものだ。近年中国は鉄道建設に注力しており、2010年1-3月期に約893億6000万元の資金を鉄道セクターに投じている。固定資産投資は前年比18.4%増であり、インフラ投資は21.6%増とあります。

いままでもインフラ投資は莫大な額であったと思いますが、さらに伸ばしているというのはどこかが削られているわけで、大丈夫なんでしょうか?
このグローバル時代、けっして他人事で終わらないのが恐ろしいです。

by fukimison | 2010-05-31 11:16  

<< 米、ABIこの2年で最高に サウジアラビア、リヤドに新駅建設 >>