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サウジ、港湾民営化計画発表

二日続けて米国ニュースだったので本日は中東です。

6月1日付けAme InfoがSaudi launches ports privatisation planという記事を掲載しており、サウジが民営化ということで見ると、記事は「アラブニュース紙はサウジ港湾局(Saudi Ports Authority )は王国内の全8港湾を管理する民間会社の設立を発表した」で始まっています。

アラブニュース紙ですか?といって探すと6月1日にPorts privatization plan finalizedという記事があり、それによると「ジェッダで開催されたSaudi Maritime Forum 2010の席上、サウジ港湾局の局長が、同局で行ってきた研究を元に、独立組織が港湾運営の責任を与えられるだろうと述べた」とありました。

これに加え交通大臣は「現在交通省はマッカ州にあるジェッダ港のバックアップとなる新しい港湾を紅海のAl-Lithに建設するべく調査を進めている」と述べたとあります。さらに同大臣は「サウジ政府は紅海とアラビア海の沿岸に多くの商用および工業港の開発および建設に400億リアル超を費やしてきた。6つの商業港と2つの工業港の計8つの港湾があり、9番目となる港が建設中だ」附言しています。

この記事によればサウジアラビアのコンテナ総量は1998年以来毎年約13%の上昇を見ているとあります。
中東で安定的に伸びているのはサウジでしょうし、開発における資材の陸揚げ、日常品、その他もろもろ海上輸送が一番でしょう。
中継港としての機能はというと、このフォーラムにおいて鉄道建設についての言及があります。「サウジの東部と西部を結ぶ鉄道網の建設が行われており、ランドブリッジ(横断鉄道)は欧州、北米と湾岸アラブ諸国との輸送にかかる時間を1週間ほど短くするだろう」としています。

アラビア半島を巡らずに紅海のジェッダで陸揚げし、サウジを横断してペルシャ湾方面に抜ければ、カタール、クウェート、UAEは言うに及ばず、イエメン沖の海賊問題を考えるとアラビア半島以東の国々も恩恵をうける(もっともコストによりますが)でしょう。

また空海輸送施設の開発導入も言及されており、この空海輸送は既にドバイやオマーンで始まっており、ジェッダはこれらの都市よりも戦略的に良い位置にあることから、この充実もとあります。

ドバイの躓きをよそに、サウジは意気軒昂のようです。

by fukimison | 2010-06-03 11:21  

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