インド、MoEFが開発中止命令
2011年 01月 21日
今朝の新聞、NECがレノボと合併の記事、つい数年前IBMのThink Padがレノボになって驚いたのに、今度は98シリーズのNECですか。
それはともかく、世界第2位に踊りだした中国、その中国を追うインド、華僑、印僑は世界の2大ネットワークという、しかし中国に比べニュースの出てき難いインド、本日はインドの不動産+環境記事を選んでみました。
1月20日付けWorld Residential Constructionの記事MoEF orders HCC to stop Lavasa Hill City project in Indiaの紹介から。
まずMoEFとはThe Indian Ministry of Environment & Forestsのことで、環境森林保護省。
次にHCC(ヒンドゥスタン・コンストラクション社)はインドの建設大手で、英AMECと原子力発電所の技術・調達・建設・コンサルティング業務で提携といったぐらいの大手。
そしてLavasaですが、インドの西、ムンバイなどがあるマハーラーシュートラ州の第2都市Puneの近郊にある都市です。
肝心の記事は「インド環境森林保護省は環境法違反が見つかったことを受け、開発事業者のHCCに対し、ラバサ・ヒルトップシティプロジェクトの工事を中止するよう命じた」で始まります。
「ラバサ・ヒルトップシティプロジェクトはPuneの郊外に位置し、敷地は50.6平方km。このほどMoEFは同地を訪れ、このプロジェクトが環境被害を起していると報告した。MoEfはHCC社に工事の中止を命じ、さらに2010年1月17日付けで同社に課した”かなり”の罰金支払いを求めている。さらにMoEFは同地の環境被害を修復するための復元基金設置を命じた」とあり、なかなか厳しい内容になっています。
インドといえばお役所仕事で許可の遅延といった記事を良く見かけますし、環境保護の意識はまだまだというイメージですが、ここまでお役所が命じるというのはよほどの環境被害を起しているのでしょう。
記事はさらに「MoEFはマハーラーシュートラ州政府は2001年および2004年のプロジェクト許可を発行する権限を持っていなかったと州に対しても述べている」とあります。
「2009年1月、HCC社はグジャラート州で同様の新規開発を行うための契約を結んでいる。プロジェクトの投資金額は82億ドルに登ると見られている」で記事は終わっています。
ラバサ社のサイトを見ると、ラバサはHCCが開発するインド初の計画都市であり、ムンバイから車で3時間、プネから1時間」と立地の良さを強調、敷地の70%が緑地であり、企業招致もなされており、病院、教育、商業、観光も充実といった文字が並びます(不動産広告はどこも一緒)
ラバサのマスタープランは米国のHOKが行っているとありますが、環境被害はどのように捕らえているのだろうか?
ラバサ社の株の65%はHCCが所有しており、これのIPOがらみの記事もあることから、なんかアヤシイとつい思ってしまいます。
それはともかく、世界第2位に踊りだした中国、その中国を追うインド、華僑、印僑は世界の2大ネットワークという、しかし中国に比べニュースの出てき難いインド、本日はインドの不動産+環境記事を選んでみました。
1月20日付けWorld Residential Constructionの記事MoEF orders HCC to stop Lavasa Hill City project in Indiaの紹介から。
まずMoEFとはThe Indian Ministry of Environment & Forestsのことで、環境森林保護省。
次にHCC(ヒンドゥスタン・コンストラクション社)はインドの建設大手で、英AMECと原子力発電所の技術・調達・建設・コンサルティング業務で提携といったぐらいの大手。
そしてLavasaですが、インドの西、ムンバイなどがあるマハーラーシュートラ州の第2都市Puneの近郊にある都市です。
肝心の記事は「インド環境森林保護省は環境法違反が見つかったことを受け、開発事業者のHCCに対し、ラバサ・ヒルトップシティプロジェクトの工事を中止するよう命じた」で始まります。
「ラバサ・ヒルトップシティプロジェクトはPuneの郊外に位置し、敷地は50.6平方km。このほどMoEFは同地を訪れ、このプロジェクトが環境被害を起していると報告した。MoEfはHCC社に工事の中止を命じ、さらに2010年1月17日付けで同社に課した”かなり”の罰金支払いを求めている。さらにMoEFは同地の環境被害を修復するための復元基金設置を命じた」とあり、なかなか厳しい内容になっています。
インドといえばお役所仕事で許可の遅延といった記事を良く見かけますし、環境保護の意識はまだまだというイメージですが、ここまでお役所が命じるというのはよほどの環境被害を起しているのでしょう。
記事はさらに「MoEFはマハーラーシュートラ州政府は2001年および2004年のプロジェクト許可を発行する権限を持っていなかったと州に対しても述べている」とあります。
「2009年1月、HCC社はグジャラート州で同様の新規開発を行うための契約を結んでいる。プロジェクトの投資金額は82億ドルに登ると見られている」で記事は終わっています。
ラバサ社のサイトを見ると、ラバサはHCCが開発するインド初の計画都市であり、ムンバイから車で3時間、プネから1時間」と立地の良さを強調、敷地の70%が緑地であり、企業招致もなされており、病院、教育、商業、観光も充実といった文字が並びます(不動産広告はどこも一緒)
ラバサのマスタープランは米国のHOKが行っているとありますが、環境被害はどのように捕らえているのだろうか?
ラバサ社の株の65%はHCCが所有しており、これのIPOがらみの記事もあることから、なんかアヤシイとつい思ってしまいます。
by fukimison | 2011-01-21 12:39 | 不動産