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英、開発事業ファンド

安定しているといわれていたチュニジアが突然崩壊し、次はエジプトと、いったいマグレブ地帯はどうしたの?
しかもEgypt shuts down Al Jazeera bureauとのニュースが流れ、ライセンスは剥奪、さらに1月27日付けMalta TodayのMubarak's son 'flees to London with 100 pieces of luggage' - reports というのが流れると、もうムバラク政権は終わりかも、の雰囲気強く感じます。
でも「後継者と目されていたGamal Mubarak(48歳)は妻、娘を連れ、100個におよぶトランクを積み込み、自家用ジェットでカイロを脱出しロンドンへ到着した」で始まる記事、好意的とは言い難いですね。

マグレブ地帯は欧州向けに太陽光発電ファームを建設し売電事業を行ったり、実現するかどうかなぞですが、スペインとモロッコの間のジブラルタル海峡トンネルが計画されていたりします。

2006年9月30日付けSwiss Infoの記事Swiss plan tunnel under Strait of Gibraltarでは「スイスの技術企業Lombardi社は欧州とアフリカを結び、ジブラルタル海峡の海底を走る鉄道トンネルの設計契約を勝ち取った」とありますが、それから後の記事が見つかりません。距離は14km程度ですが、海流が強いと聞いた記憶が。。。

マグレブ地帯と関係の深い、旧宗主国はどうしているのか?
アラビアのロレンスの祖国、イギリスのニュースを見たところ、英国の建設不況は2014年まで続くだろうという分析レポートをHews and Associatesが発表したとの記事と並んで、1月28日付けBuilding誌にBritish Land reveals extra £3bn to invest in developmentという記事があり、ご紹介するなら景気の良い方をということでチョイス。

「開発事業者のBritish Land社は15億ポンドの開発に、さらに30億ポンドの開発資金を投入することを明らかにした。2010年11月同社は、2012-2014年にかけ、ロンドンのオフィス市場に15億ポンドを投じ開発を促進すると発表している」で記事は始まります。

British Land社は英国で最大といっても過言ではない不動産開発および投資企業で、たびたびこのブログにも大型開発の事業主として登場しています。

「同社は2年前の不況で取りやめた幾つかのプロジェクト(工費
2億9000万ポンドのリチャード・ロジャース設計のCheesegraterタワーや工費4000万ポンドのウェストエンドのMarble Arch Houseなど)を復活させている」

そのMarble Arch Houseですが、Britsh Land社のサイトにBritish Land Enters into Development Agreement to Purchase and Re-develop Marble Arch Houseとして紹介されています。

「British Land社はMarble Arch Houseの再開発を目的としてPortman Estate社から同地を購入する契約を結び、Portman Estateに対し1800万ポンドを支払う」

なんでもハイクラスのオフィス、住居および小売スペースに変身し、環境に配慮した建築としてBREEAMのエクセレンス取得を目指すのだそうです。

by fukimison | 2011-01-31 12:12 | 動向  

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