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今後の大都市

昨夜は美の条例で有名な真鶴町の方から同条例を導入して18年あまりたち、その運用・実績や今後の課題をお聞きしました。数値基準から言語基準、その場所に住む人々の暗黙のルールを行政が裏打ちする、言うのは簡単だけど、行うのは難しいこととの極地ですね。

そういう思いと少し違うのですが、都市ということで気になったので選んで見ました。

大分古いですが、2010年3月18日付けUN News Centerの記事Over 200 million escape slums but overall number still rising, UN report finds、ちょっと驚きました。

この記事はUN-HABITATから“State of the World’s Cities 2010/2011”という白書が出版されたことからかかれたものですから、本当はこの白書を読むべきなんでしょうけど16806KBもあるので、ちょっと省略

驚いた部分というのは「全体として、スラムに住んでいる人の数は2000年の7億7700万人から2010年にはほぼ8億3000万人に上昇した。スラムに住む人の数は年間600万人づつ増え、2020年までには9億人に達するだろう」

気候変動・環境汚染・ダム・道路開発などによる離村というのもあるでしょう。そうして都市へ出たからといって皆が職につき住宅を得られるとは限らない。都市インフラだって追いつかないしスラムが拡大してゆく

国連人口基金のサイトにある人口推移グラフを見ると2050年の人口は90億人と予測されており、簡単に言えば全人口の1割はスラムに住んでいるということに!知らないということは恐ろしいことですね。

疫病や貧困による犯罪・政治不安を少なくするためにも、低コストでdecentな住宅の開発にもっと目を向けるべきではと、ちょっと考える今日この頃です。

by fukimison | 2011-10-06 12:31 | つれづれ  

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