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米、まとめ買いの思想

3・11以降、いろいろなことを考えるようになった人の割合が増えたように思います。今までどおりの生活で良いのか?いままで通りの生活は難しそうだけど、だかといってどうして良いか解らないし、あんまり惨めな生活もしたくない、そういう転機なんだろうと思います。

米Gristの5月16日号にあった Crowd purchasing brings clean energy within reachも、転機という言葉を思い出させます。

これはGroundswellというワシントンD.C.にあるNPOの記事なのですが、出だしのまとめ買いすると安くなる、これを発展させた電力買いというのは、まぁ、見かける手法だなぁなのですが、これを始めた若者というのが2008年のオバマキャンペーンに参加した人というのが、ちょっと目をひき、さらにキャンペーン中にコミュニティーや人が変わるのを見て、キャンペーン後に「政界の外で具体的な変化を作り出したい」と想い立ち上げたのがこの団体というのがちょっとね、です。

3・11後、若者がまちづくりやちょっとした活動に加わり始めているというのは実感していることから、このtangibleという言葉はひびきます。

「Groundswellは自然エネルギー購入で最適な値段を引き出すために、コミュニティーによる集団購入という力を最大に活用する。Groundswellは風力によるエネルギー購入のため、NPO,コミュニティーグループ、教会、個人を纏め上げてバルク購入へともっていったり、住宅や建物の省エネ改善を行っている。グループで買うことで値下げの交渉が可能になり、個人や過疎のコミュニティーといった単体では購入が難しい人たちも購入が可能になる」

この実例で出てくるワシントンの教会ですが、教会同士が電力のグループ買いをすることで電気代が安くなり、その節約できたお金でホームレスの炊き出しや職業訓練プログラムを始めることができたというのはいいなぁ。

確か、世田谷区は区施設の電力をPPSから購入することで費用を抑えたという記事を読んだ記憶が。。。

ということで探したら「脱・東京電力 PPS導入で電気代削減の動き広がる」というのが2月にありました。1億の節約ですか!

目指せ、ご近所の力で電力共同購入ですね。大型マンションなんかPPSから上手に買うことを管理組合が考えても良いんじゃないかしら?

そのためには送・発分離、自由化の波がうねる必要があるのでしょうね。

by fukimison | 2012-05-17 11:35 | つれづれ  

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