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デリー、airport metro、さらに工事遅延の模様

東電から水素爆発当時のビデオが公開され、いろいろと内容について言われています。見比べていくとやはりWSJのFukushima Watch: Highlights of Video From Inside Tepco’s Nuclear Crisis Centerが良いですね。公表されたビデオ全編に繫がるリンクも用意されているし、3月14日がどういう流れだったのかが大体わかります。特にこのあたり、

Mr. Muto: “What does the accident management manual say about evacuation when the (reactor pressure vessel) gets damaged?”

Someone at Tepco headquarters: “Sorry, I don’t remember the guidelines for evacuation.”

リアルです。

それはさておき、本日はつい最近大停電で大混乱だったインドの記事をお知らせします。
8月6日付けBusiness Lineの記事Delhi Airport Metro services to be delayed on repair workは「デリーのAirport Metro Expressはデリーメトロにより進められている土木の構造修繕工事が終わらず、政府により求められた8月末という設定日までに再開できず、再開は9月中旬にずれ込む模様」と伝えています。

そういえば、デリーで地下鉄が開通したばかりの頃、特に出かける用事はないけど冷房を楽しむために地下鉄に乗っているという記事を読んだ記憶があります。

どんな修繕工事が進められているかというと、ピラーとガーダー間のインターフェースとして機能するベアリング工事だそうで、2100あるベアリングのうち500近くが不良であるのが発見され、インド鉄道とデリーメトロが協議の上、ベアリングの修繕または取替えが望ましいということになったようです。

インドに地下鉄と言うかたに、デリーメトロ(ウィキ)とすでに6路線もあることがわかります。

しかし悪名高いインド役人のred tape(役人だけじゃなくてとも聞きますが。。。)で計画から工事開始まで、工事が始まっても当然のように完工日は遅れるというはなしです。

空港線は2011年2月25日に営業を始めたはずなのに、1年半で不具合により一時停止、皮肉なことに8月2日付けのBusiness LineはDelhi Metro sets record with nearly 22 lakh ridership としてデリー地下鉄が順調に乗降客数を伸ばしているという報道をしたばかりでした。

乗降客が伸びるのはけっこうですが、そういったこともつい先日のインド大停電の引き金になったのでしょうね。

しかしデリーの地下鉄に乗っている最中に停電する、これはちょっと体験したくないなぁ。

by fukimison | 2012-08-08 10:41 | プロジェクト  

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