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カナダ、グリーンデータセンター

相変わらず暑いです。

少しでも涼しくと思い、カナダの記事を選んで見ました。(あまり関係ないですね)

大分古いですが、2011年5月18日にロイターが報道した記事でTelus to build Quebec data centerというのがありまして、「カナダの大手通信事業者のテラス(Telus)がクラウド・コンピューティングや統一通信規格を視野に入れ、今後3年間に1億824万ドルを投じ、ケベックの奥地にデータセンターを建設する計画だ。工事は数週間のうちに始まり、2012年にオープンの予定、センターは一部水力発電でエネルギー調達を行う」とあります。

同社のサイトを見るとgreen solutionなどを手がけており、その企業が原発には走れないでしょう。

そしてこの記事から1年経た2012年8月8日、ENRはTELUS Data Center Triggers a Green Cooling Revolutionという記事を報じております。

記事は「データーセンターは水をがぶ飲みし、エネルギーを貪り食い、オペレーションコストを莫大なものにし、マンモスサイズのCFT(CFP(カーボンフットプリント)とは、Carbon Footprint of Productsの略称で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み)をもたらすので悪名高い。しかしこの評判はTelus社がケベックの奥地Rimouskiに建設したスーパースマートで超環境配慮方のデータセンターにより変わっていくだろう」で始まっています。

なんでも、eOPTI-TRAXと呼ばれる方法を採用することで従来型のチルド・ウォーターシステムに比べ、水、電力および冷却の諸経費を80%削減するのだそうです。

このシステムを開発したInertech社によれば、アメリカで水の39%はビルを冷やしたり、発電施設で利用されることから、大変重要だと述べております。

水利用の4割が大幅削減できるのであれば、20世紀が石油の世紀であるなら、21世紀は水の世紀といわれている中で大きなアドバンテージでしょう。

またデータセンターの建物自体も6000億ドルを要したが、従来のデータセンターに比べれば30%から40%低い費用で建設されている、のだそうです。

また7段階のモジュール設計なのでサーバーの必要数に応じて拡張が可能なのだそうです。
環境配慮しかも低コスト、いうことないじゃないです。

by fukimison | 2012-08-16 16:18 | プロジェクト  

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