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米、住宅市場のミスマッチ

アメリカの住宅と言えば、郊外に建つ広い敷地の大きな家、隣の家が見えないとか、ミルクを買うにも車で10分、公共交通機関は言葉としてはあっても利用するものではない、といったイメージです。そのアメリカンドリームの住宅より都心のコンパクトな住宅が好まれ始めているという記事。

UT San Diegoの記事U.S. overbuilt in big houses, planners find はユタ大学・Metropolitan Research Centerの調査報告を紹介するもので、コンドミニアム、アパートや小型の住宅に嗜好がシフトしており、大型住宅約4000万軒が過剰供給となっているのだそうです。

「郊外に建つ大型住宅を好むとしているはアメリカ人の43%」だそうです。「1000万強がattached homes つまりタウンハウスですね、そして3000万強が敷地面積4000平方フィート弱〈371平方メートル)か、それ弱のより小型の住宅を求めている」とあります。

その裏側にあるのが、短い通勤時間、歩いて用が足せる、経済的な検討事項というのがあり、1965年から2000年に生まれた通称、ジェネレーションXやYは車での移動性を求めていないというのもあるのだそうです。

このあたり、日本の若者の特性と似ていると感じます。
もっとも日本の若者は思想的なもの(エコ・脱原発)というのもあれば、生まれてこの方ずーと不況と言われつづけ、経済的に大変慎重(臆病または無気力という意地の悪い見方もあり)というマーケティング結果が聞こえています。

smart growth、compact cityが都市計画家の言葉でなく、一般人の行動様式に入ってきたのでしょうか?

by fukimison | 2012-08-21 11:46 | 不動産  

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