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各国の様子

年末年始、いろいろと用事が重なりインフラチェックができませんでした。
しかし1月も4日となりそれなりに落ち着いてきました。

お正月休みの間に気になった記事をいくつかひろってみました。

まず第1はこれ、12月27日に米軍紙であるStars and Stripesに掲載された2011年の東日本大震災の時に被災地救援活動をした米空母ドナルド・レーガンに乗船していた米兵士8人が被曝被害で東電を訴えたというUS sailors sue Japanese utility over radiation exposureという記事でしょう。

この訴状は南カリフォルニア地方裁判所に提出され、個人に対する4000万ドルの賠償と1億ドルの医療基金の設立を求めています。さすが米国の裁判です。金額が大きいこと。
さて、どのようは判断が下されるのでしょうか?
日本国内で東電を訴えている人たちへの対応と同じでしょうか?
そのあたりが気になるところです。

地震つながりでもう一つ、
クライストチャーチ(NZ)の地震でも語学留学の日本人学生が被害に遭いました。その時にも映像にでていた大きな被害を受けたゴシック様式の教会の代替にカードボードを利用した仮設で有名な坂さんが参加という記事が12月27日のBBCにCardboard cathedral being built in earthquake hit Christchurchとしてあります。
今後、気候変動で嵐などが増えるとしたら、このような緊急建築の分野は重要になるでしょうね。
緊急時に迅速に対応ができ、使い回しが可能、環境負荷が低く、コスト的にもみあったものの開発も必要ですが、東北の復興を考えると所有と利用を分ける使いやすい法的な枠組みが生まれる必要があると感じます。

最後に欧州の風力発電事情をお伝えしましょう。

12月31日のロイターはSpain's Iberdrola to sell French wind parks for 350 mln eurosとしてスペインの電力大手のイベルドーラがフランスに所有するウィンドファームを売却と伝えています。合意内容はフランスにあるonshoreのウインドファーム32ヶ所(総発電量は321.4ギガワット)を initial paymentとして3億5000万ユーロ(4億6300万ドル)、さらに追加支払金として5000万ユーロだそうです。

過去数年間、イベルドローラは積極的に欧州で再生可能エネルギー分野に投資していましたが、スペインとEUの関係によるものなのか、再生可能エネルギー分野の将来性によるものなのか、微妙です

by fukimison | 2013-01-04 12:04 | つれづれ  

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