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英国、高速鉄道建設にGreen Light

3月15日深夜の東急、渋谷駅での付け替え工事はにわかテッちゃんも参加して、なかなかの混雑振りだったよう。計画から10年、完成まであと20年はかかるという大工事、しかしJRと東横線の乗り換えはもう少しなんとかならなかったのか?という7層を動くというもの、それにしても宮益坂近くの入り口、もう少し広くならなかったのかしらん?

そこで本日は英国の高速鉄道建設をめぐる裁判記事を選んで見ました。

3月15日付け英・ガーディアン紙はHS2: ministers say court ruling is 'green light' for high-speed railとしてロンドン・バーミンガム間の高速鉄道計画が建設に向け一歩を踏み出したことを伝えています。

この建設決定については2012年1月にロイターが英国、ロンドン─バーミンガム間などの高速鉄道を建設へ=運輸相として伝えていますし、日本や中国のゼネコンが受注にむけいろいろと動いているという報道があります。

計画そのものはHS2をご覧いただくのがよろしいかと。。。

現行ロンドン・バーミンガム間、1時間24分を45分で結ぼうという高速鉄道計画ですので、騒音やトンネル掘削による自然環境破壊などで沿線住民+環境団体から反対運動がおき、被害を受ける住民に対する補償問題を除き、10ある項目のうち9項目で政府側の意見を支持する判決ということで、政府は計画実施にむけ大きな一歩と発表しております。

一方で補償方法を問題とする地元コミュニティー団体70超を傘下に置くHS2 Action Allianceはhuge Victoryとして補償に関する裁判所の判断を歓迎しています。この補償問題ですが、約1kmにある約17万2千の住宅への説明配慮が欠けていたとするもので、景観や環境破壊については政府側の意見が通っているというものです。

BBCもHS2 ruling 'a victory' despite unlawful compensation moveとして伝えています。


ロンドン・バーミンガム間を結ぶ330億ポンドの鉄道プロジェクトは2025年までの運営を目指し、バーミンガムから北へ、マンチェスターとリーズ方面にY字型に延伸する第2期工事は2032-33年までの運営を目指すということに成っています。
反対派はこの鉄道プロジェクトによる経済効果は過剰なものであり、美しい自然も鉄道により荒廃してしまうだろうと主張しています。

また渋谷の話に戻りますが、20年後、本当に渋谷駅周辺の改築が終わった時、丸の内やリニアが通る予定の品川との関係性はいかがなりや?
都市間競争といいますけど、それは東京vsニューヨークであり、パリ・ロンドンであって、渋谷vs丸の内・品川ではないように感じるのですけどね。

by fukimison | 2013-03-18 15:11 | プロジェクト  

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