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米、グランドキャニオンで洪水

日本でも報道されていましたが、あまり大きな扱いではなかったので、アメリカでも異常気象が起きています(その代表が2005年8月のハリケーンカトリーナですが)

先週末(金曜日から日曜日)雷雨が北アリゾナ州を襲い、なかでもスパイキャニオン(グランドキャニオンの一部)で小型のアースダム(土を盛り上げて堰堤にしたダムというより溜池)が決壊したことで、さらに被害は大きくなりました。

8月18日付けのL.A.Timesによれば、観光客、地元民あわせて250名超が、人里はなれたネイティブ・アメリカンの寒村に取り残されたとあります。この村、スパイ村というのですが、1990年の国勢調査で104世帯、423人の村、Hualapaiの山頂から渓谷をずーと下り(高低差900m)、当然車の通れる道路はなく、村まで13kmのハイキングです。

救助といっても歩いて行ける訳がないのでヘリコプターで、日曜から月曜にかけ、数百人(CNN
とL.A.times でカウントの仕方が違うらしく、250人超といったかんじです)救助されたわけですが、問題なのはコロラド川で川下りをしていた人々。

ハイキングであろうとラフティングやボートで下り夜は川岸でキャンプをして過ごすそうと、届届出が必要です。これを元に救助隊が出動していますが、豪雨と水かさの増した川、なんともいえません。CNNの報道は、ラフトが5つ流され、16人が立ち往生していると伝えています。

時系列で見ていくと、この16人は救助され、行方不明だった11人も発見されたとあります。

北京オリンピックの影に隠れていますが、あちらでもこちらでも、洪水や異常気象が発生しているのですね。

by fukimison | 2008-08-20 10:50  

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