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Autolib、運用開始

10月3日にフランス、EVによるカーシェアリング、autolib試用運転開始としてお知らせしたautolibが本格的に始まりました。

12月5日のIB TimesにParis Launches New Electric Car-Sharing Program 'Autolib'としてドラノエ市長のインタビューを含む映像があります。駐車場に悩むパリ市民にとって充電場=駐車場というのは受けるかもしれない。しかしなんとも広告だらけの車です。

Phys OrgのParis revs up for electric car rentalsは「簡単に借りられる自転車システムにより4年がかりでパリ市民の二輪車交通に対する意識を変えた後、ついに担当者は電気自動車による同じようなプロジェクトを立ち上げた」とあり、Paris to launch electric vehicles program Autolibでは「行政はセルフサービスのEVレンタルシステムをエッフェル塔やノートルダム寺院のようにパリの日常の一部にしたいとし、また世界各国の大都市が二酸化炭素を排出する自動車の代替物開発を行うなかパリは250台のEVによるautolibサービスを開始し、来年(2012年)夏には200台へ増やし、さらに今後2年に間に3000台へと増加する計画だ」と一番手を走っているという気概を見せております。

実際はグレーでもブルーカーと呼ばれる4人乗りのEV車はイタリアのカーデザイナーPininfarinaとフランスのコングロマリットグループBolloreの協働によるもの。リチウムメタルポリマーバッテリーを利用したこのEVは1回の充電で250kmの走行が可能だそうです。

ちょっと目を引いたのが「この半年、ジャックハンマーを持った作業員は1200ヶ所ある充電所の歩道を整備し、autolib利用者専用に確保されたパーキングスペースに記しを付けて行った」という駐車場確保のケースと「bolloreグループ、フランスのサルコジ大統領の友人が率いる企業だが、はこのプログラムが利益を出すようになるためには少なくとも8万人の利用者が必要」とするあたりで、自転車のベリブとは費用や手軽さも違い、そう簡単に8万人のサブスクライバーが出るとは思えず今後に注目です。

by fukimison | 2011-12-06 12:31  

インド、PPPによる道路プロジェクト

本日はカナダとインドの企業が参加するインドネシアにおける道路PPPプロジェクトの紹介です。

11月29日付けBusiness Lineの記事Ashok Piramal Group, IDFC, SNC-Lavalin partner for road projectsは「Ashok Piramal Group (APG・インドのコングロマリット)はインドにおいて官民パートナーシップ(PPP)による道路や自動車専用道路プロジェクト開発を目指し、IDFCのインドインフラファンド(India Infrastructure Fund :IIF)とカナダのSNC-Lavalinとタッグを組むことに成功した」で始まります。

三者によるJVのPiramal Roads Infra Pvt Ltd (PRIL) が設立され、APGが51%、IIFが39%、そしてSNC-Lavalinが10%を保有とあります。

12月2日付けKHLは欧州を本拠とするからかSNC Lavalin in India roads JVとカナダ企業サイドからの記事を掲載しています。
「IIF重役は今後3-4年でPRIL社のプロジェクトポートフォリオに10億ドル超があることを期待」と述べたとあります。、

またAPGの重役もインドのインフラセクターは「大きな機会」をもたらしており、2015年までにインフラの担い手としてトップの地位を占めることを目的としている」としています。

いや、インド強気です。

by fukimison | 2011-12-05 21:11  

米クリーブランド再生プロジェクト

いろいろと複雑怪奇な事件が起きておりますが、本日はあかるめなニュースということでNew York Timesに出た米クリーブランド再生プロジェクトを選んでみました。

11月29日付けのCleveland Turns Uptown Into New Downtownによれば、クリーブランドの人口は1950年の914,808をピークに減少に転じ、2010年には396,815と1900年の人口とほぼ同じにまで減ってしまったのだそうです。

労働集約産業の衰退により失職、貧困これらによる社会的崩壊とお定まりのコースをたどっていたのが、自治体と地方公共交通機関管理センター(Regional Transit Authority)が銀行、財団、開発事業者を纏め上げ、21世紀の新しい都市マーケットトレンドであるヘルスケア、高等教育、娯楽、グルメ、新築住宅、および充実した公共交通機関を中心とした中心街再生を目指したのだそうです。

このクリーブランドの地方公共交通機関管理センターの歴史を見ると、運賃収入で運営しており、そのためサービスの向上、施設の維持管理が難しかった。そこで地方税をベースにし、連邦基金を申請して1970年にRTAの組成を行ったとあります。

現在の運行内容を見ると年間運営費2億2500万ドル、乗降客4470万人、バスや鉄道のほか、乗り合いタクシー、トロリー、急行バス、85の橋にトンネル1つを所有とあります。

再生プロジェクトの目玉は来年(2012年)オープン予定のFarshid Moussavi設計になる現代アートセンター(2700万ドル)とジョン・D・ロックフェラーや他の大金持ちの超豪邸街に近いユークリッド大通り沿いのエンターテイメント地区。現代アートセンター沿いの道路からの道の南側、北側にはそれぞれ4階建て、複合利用の住宅棟が建設中とあります。

南側のビルは賃貸アパート70戸、レストランに小売店、北側のビルは賃貸アパート44戸、本屋や高級食材店からなる小売店が入る予定で建設費は4400万ドル、施主はクリーブランド開発グループのMRN

目を引くのはこの部分「アートディストリクトに住民やビジターを惹きつけるため、RTAは市内のレッドライン(19マイル)にある既存の駅舎2つを3000万ドルかけて移転する計画だ。」とあるあたり。

利便性がなければ、お金をかけた再開発も人が寄らない。歩いていける範囲にCase Western Reserve, the Cleveland Institute of Art, the Cleveland Institute of Music, University Hospitals, Cleveland Clinic, the Cleveland Orchestra, the Museum of Art そしてthe Museum of Natural Historyがあり、The focus is the streetという言葉が効いています。

by fukimison | 2011-12-01 11:27 | 動向